20-21シーズン CL決勝 感想②
ペップの奇策で嫌いなことに、「負けて得ることが少ない。/得たとして今後普通のフォーメーションに生きるのか?それは」みたいなところがある。今回もそうだったと思いかけたが、ポジティブな要素があった。と思う。前記事でネガティブなことばかり吐いていたので一つ書いて、プラスな気持ちで締めたい。
① フォーデン上手い
デブライネが途中で交代し、硬い守りを見せるチェルシー相手に打つ手なしかと思ったが、ワンツーやターンでチャンスを演出するフォーデンにありきたりな表現だが未来を見た。IHではまだ少々足りないところもあるように見えたが、ペップの下で学んでいけば世界一も夢ではない。それまで原石と高らかに叫ばれながら「まだトップチームには早い、世界一なんぞまだまだ」と思っていた方は多かったと思う。霞がかっていた階段が今でははっきり見える。
② ウォーカーの攻撃参加
元々スパーズではその有り余る脚力を攻撃に活かしまくる攻撃極振りSBだったと記憶しているが、シティに来て数年間その脚力は専ら相手を押し込む故に生じるロングカウンターを防ぐために使われてきた。去年、今年が顕著だが、戦術理解度が上がったからか、システムが変更されたからか、ウォーカーのスーパーダッシュが攻撃に活かされる頻度が高くなってきた。特に此度はマフレズがチルウェル&リュディガーの2択どっちも取る守備に嫌気がさして大外を空けていたので一人でそこに行こうと奮闘していた。そして足が速いのでごり押しで行けることが数度。
ただもう30オーバーで、脚力はいつ衰えるか分からんもんで、彼が右サイドの敵ウインガーあたりを蹂躙している間にCL取っときたい。
③ ジェズスのプレスはやっぱり効く
私はジェズスに対して甘々なんだが、客観的に見て今日のジェズスは良かった。最低限、悪くはなかった。デブライネ不在、1点ビハインドの中で、プレスは相変わらず効果的だしドリブルで無理やりボックス内にも入っていくなどやれることをやっていた。
あとは点が取れれば。アグエロから何か継承してくれ。
④ギュンドアンはやはり前 前だって
結局のところ最もゴールに近づいたのは前に上がってきたギュンドアンでしたね。
IHがあそこまで上がるとカウンターのリスクが高まるのでCLでは何かと重心後ろ目に戦わされていたが、来季より戦術が熟成されるならギュンドアンはもっと前に動かしたほうが勝てると思う。
最後はアグエロの写真また載っけて終わろう。今のところ全記事でそれをやっているが、10年間もいたんだし。コンパニシルバの時もブログ書いておけばよかった。